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不安な時を

不安な雲



空を見て

不安に思う

不安の種などないはずなのに

心が閉ざされてゆく

どこに行けば不安はなくなるのだろう

空を見上げなければ

心は晴れたままか?

空を覆った雲を、この手で引き剥がし

光を呼び戻せるか?

不安な時を

不安な日々を

泣くことも、叫ぶことも

何も抗うこともできないまま

それでも、待ち続けるのか

光射す日を








黒い雲

父親が死んでかなりの年月が過ぎた。
時折、入院中のことを思い出す。

癌の手術を受けて数日後、夜中に病院から呼び出された。
病棟に入ろうとする僕らの耳に大きなうめき声が聞こえた。
うめき声というより、痛さに耐え切れず出てくる獣のようなうなり声だ。
入院中の誰かが発っしているのだろうと思いながら、
不安な気持ちのままエレベーターで5階か6階の父親の部屋に向かう。
たどり着いた僕らは、一瞬凍りつく。
父親がうなっているのだ。
今まで一度も聞いたことのないような大きな声で、うなり続けていた。
駆け寄ってはみるものの、何もできないでいる自分たち。
空白。
頭が空白になる。
誰か何とかしてくれよ、ここは病院だろ。
病院にいても、こんなにも苦しまなくてはならないのか?
言いようの無い思いだけが湧き上がる。

数日後に、父親は死んだ。
容態が急変し、心臓が停止しかける。
それでも、延命装置でなんとか持ちこたえたが、
今は機械によって生き延びているだけとの医者の説明。
どうしますか?
機械をはずしますか?

死んでもらいたくはないけれど、
回復の見込みもなく、
苦しみ続けるだけの生なら、早く楽にしてあげたいと思った。
自分たちの選択は正しかったのかと、ふと今でも思う。

父親も祖父も癌で死んだ。どうやら癌の家系らしい。
二人とも死んだのは50代半ば。
僕はその年より長く生きられるのだろうか。






hikari

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Comment

うさぴん | URL | 2007.04.25 22:57 | Edit
生きられると信じていなければダメです。
そうでなくては生きられません。
それに、前向きに考えないと人生楽しくないじゃないですか。
僕は、そう思わないとって言い聞かせるようにしています。
なかなかうまくいかないんですけどね。
ながれ星 | URL | 2007.04.26 00:15
こんばんは、うさぴんさん。

私は自分のことをすごく楽観的な人間だと思っています。
癌は遺伝はしないまでも、そうなりやすい体質だとはわかっていても、酒は飲むし煙草はプカプカ吸うし、夜更かしは当たり前。
実際のところ、自分が死ぬなんて事は考えてないです。
でも、そんな自分でも時には不安な思いになることもあります。
そんな不安ですら自分の内から引き剥がせない弱い存在、それが私たちではないでしょうか。
けれど、私たちは不安を覚えずにはいられないけれど、それを耐え忍んで前向きに生きようとする思いも持ち合わせています。
毎日笑顔とはいかないまでも、坦々と静かに生きてゆければと思います。
tommy | URL | 2007.04.26 23:34
こんばんは。
私は、なぜか幼い頃から「自分はなんでここに生きてるんだろう?」という不思議な感覚をいつも持っていました。死に対する恐怖もありました。
理由なんて正直いまだによくわかりませんが、やっぱり生きてるということは死ぬということだし、時には不安になる時もありますよね。
この光を背にした雲の写真のように、いつでも生と死は一体なものなんですね。
この写真、なんか泣きそうになります。
なんででしょうね(笑
うさぴん | URL | 2007.04.26 23:37 | Edit
酒は飲むしタバコは吸うし運動はしないし、まったく不健康な日々を送っております。
にも関わらず、健康な食品を提供し、健康な生活を提案している仕事に携わっていたりします。
とりあえず職場では笑顔を絶やさずを心がけてはおります。
まあ、仕事なので。
日々、笑顔を絶やすことのない生活が送れたらいいですね。

ちなみに父親は胃ガンで全摘出の手術後、何とか健康を保っています。
まあ、体力の衰えは隠せませんが。
それでも酒とタバコは欠かせないみたいです。
ながれ星 | URL | 2007.04.27 01:29

tommyさん、こんばんは。
生きているからこそ、死が訪れる。
反対に言えば、死があるからこそ、生命があると言えるのかもしれません。
すべては仮の世。
変な言い方だけど、仮の世だからこそ生きて行けるのかもしれません。
それにしても、ここに生きている理由は誰にだってありません。
ないから、いいんですよ。
あったら、肩凝って仕方ないです。



ながれ星 | URL | 2007.04.27 01:40
うさぴんさん、何度もありがとう。

笑顔は人と人との間に生まれるものです。
そんないろいろの関係を大事にしたいですね。
一人では笑顔なんて必要ないのだから。
お父さん、大事にしてあげてください。
親孝行しないとダメですよ。
きょう | URL | 2007.04.27 01:53
こんばんは。
1枚目のお写真、今の自分みたいと見入ってました^_^;
はっきりと言える不安とぼんやりと抱える不安と。
それでも、ときには、3枚目のお写真のように、
雲の隙間から光が零れることもあります。
陳腐な言い方ですけど、人生晴れたり曇ったり、
かなと思ってます。

私の母親は、50代後半に肺ガンで亡くなりました。
母の発病で、大阪から田舎へ帰ってきたのですけどね。
それでも、私は喘息なっても煙草はやめなかった(笑)
夜更かしもあいかわらず。
同じく、不健康な生活してます(笑)
シェイド | URL | 2007.04.27 21:50
いつか必ず通らなければならない事。
訳のわからない不安。これでいいのかと言う不安。
必ずこれと言う答えはありません。

それまでの努力とあるのは結果のみ。

今を生きるって本当に大切な事です。
どんなときだって後悔はしたくありませんもの。
好きなことをして死ぬときに後悔するっておかしいと思いませんか?
あとは受け入れたらいいだけですもの。
不安って心の嘆きなんでしょうね。

今日のながれ星さんのお話は心に刻み込んでおきます。ありがとうございました。
ながれ星 | URL | 2007.04.28 11:26

きょうさん、おはようございます。

よく言われるけれど、人生って天候と同じかもしれません。
晴れたり雲ったりぐらいがちょうどいいところでしょうか。
晴れ続きだと、植物は育たないし、晴れの日も雨の日も必要なんでしょうね。
時には不安を感じることも必要なのかもしれません。
私は最近、煙草はやめた方がいいなぁ、なんて思っていますが。(思うだけですが)


ながれ星 | URL | 2007.04.28 11:32
シェイドさん、おはようございます。

不安は心の嘆き。
そうなのかもしれませんね。
自分の不安な思いほど、個人的な思いはないのかもしれません。
でも、死ぬときに後悔することなくすべてを受け入れるほど、自分に正直にいきてきただろうかと考えると、私自身は?です。
人が易々とできることができないでいたり、まだまだ道半ばと言うところでしょうか。
人生は難しいですね。
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